医療療養病棟 2.サービス内容

 一般病棟(6病棟)の入院サービス

1.治療、ケアの方針

入院時、ご家族と医師、看護師、相談員を交えての面談があります。患者様の状態やご家族の希望などを話し合い、今後の治療方針を決定します。それらのことを入院時診療計画書、リハビリ総合実施計画書などへ文章化し、ご家族へ説明、了承を得て治療計画を立案し実施していきます。在宅復帰、回復への治療、リハビリテーションを強化しており、リハビリ時間を多く取ることで日常生活動作の改善を図ります。その結果、入院期間が短くなり、次の患者様をなるべく早く迎え入れることができるようになりました。なお、在宅復帰の場合でも、それが困難で老人ホームなどに退院される場合でも、退院のお手伝いをする専任の相談員がいます。


2.栄養について

●食事について

患者様同士が楽しい雰囲気で食事が摂れるよう食堂の利用を勧めています。献立を1週間ごとに提示し、季節や行事に応じたメニューが楽しめます。全ての患者様に1回/月栄養ケアの評価を行い、管理栄養士と協力し、適切な栄養が提供できるよう取り組んでいます。必要に応じて補助食品(カロリーやたんぱく質などの補充)の導入や食事形態の検討を行います。片麻痺の方も残存機能を活かして、できるだけご自分で摂取できるよう自助具や自助食器の利用を考えます。水分でむせられる方にはトロミをつけたり、お茶ゼリーやジュースゼリーで対応しています。

●嚥下障害対策(経口摂取への取り組み)

医療療養病棟

嚥下機能の低下している患者様に対しては、水飲みテストやVF(えんげ造影)検査を行って評価し個別プログラムを作成します。このプログラムに従い言語聴覚士、看護師による直接訓練を行い、経管栄養の状態から経口摂取へと移行する取り組みを行っています。

3.排泄援助

この病棟は日常生活の改善を目標としているため、リハビリテーションを強化しています。このため排泄についても可能な限りオムツの状態からポータブルトイレ、最終的にはトイレの使用を目指してリハビリ訓練を行っています。オムツを外すことで自尊心が保たれ、排泄面だけでなく、食欲、行動力、あらゆる面で改善されていきます。

4.入浴について

一般浴槽(家庭で使用する浴槽に近いもの)と機械浴槽(障害を持った方でも利用できる浴槽)があります。在宅復帰、老人ホームなどへの退院を目標とする場合、身体レベルを一般浴槽が使用できる状態にもっていくことが理想です。機械浴槽から一般浴槽へと移行することで下肢筋肉を強化し、起立動作の改善へと導くことができます。寝たままの機械浴と比べ、一般浴槽での入浴は、ご本人の生活を送る力の自信にもつながっていきます。入浴についても、患者様の退院後の日常生活をイメージし、リハビリテーションの一環としてお手伝いしています。

5.環境整備

1日に1回、朝食後にベッド上や周囲の環境整備を行います。ほこりがたたないようにローラーを使用しています。シーツ類のリネン交換は、週に1回、主に入浴時に行っています。その他汚染時はそのつど交換します。

6.じょくそう(床ずれ)予防対策

じょくそうを悪化させることは病院の恥と言われ、質を図るバロメーターに比喩されます。当院では、入院時に危険因子をチェックし、個別に診療計画を作成します。寝たきりにならないよう、患者様の状態を見ながら、なるべく離床をはかり、じょくそう発生の防止に努めます。また、寝たきりに近い状態の方に対しても、2時間毎の体位変換や、枕、クッション、各種予防寝具を活用し、じょくそう予防に取り組んでいます。じょくそうに関する診療計画の内容は、毎月1回評価、修正します。じょくそう予防対策委員会を中心に日々努力して成果をあげています。

 

7.身体拘束を行わないケア

認知力の低下により、転倒や転落の危険のある方、点滴などのチューブ類の自己抜去、自傷行為などのある方に対しても、拘束を行わずに代替案を検討してケアしていきます。どうしても拘束が必要な場合は、ご家族へ説明し同意を得ますが、引き続き評価しながら、中止に向け検討していきます。

8.散髪

希望される場合は、病棟看護師に申し出ていただければ、美容室・理容室に連絡し、病院まで出向いてもらいます。寝たきりの方でも車いす乗車やベッド上で散髪してもらうことができます。なお、散髪の代金は美容室・理容室への直接支払いとなります。

9.リハビリテーション

患者様が希望され、医師が必要と判断した場合、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションを実施します。リハビリテーションに関する計画を作成し、訓練を実施しながら定期的にカンファレンスを行い、計画を修正しながら進めていきます。患者様の身体機能の回復、維持に取り組み、退院後の次の生活の場につなげていきます。詳しくはサービスメニュー「リハビリテーション」をご覧ください。



一般病棟(6病棟)の苦情相談窓口

病棟師長が苦情相談窓口となっています。ナースステーション付近にはスタッフの顔写真も掲示してあります。なお、院内5カ所にハートふれあい箱を設置しています。お気づきの点などありましたら、遠慮なくご意見ください。毎月月初に箱を開けて、ご意見に目を通し、必ず回答をハートふれあい箱近くに掲示しています。


その他

第6病棟平均在院日数 約49日
委員会は、各部門より選出されたメンバーにより構成され、病院全体で取り組んでいます。詳しくは「委員会活動」をご覧ください。また、第6病棟の人員配置および患者様の一日の様子についての詳しい内容は下記(注5)をご覧ください。



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