介護療養病棟(介護療養型医療施設) 2. サービス内容

 介護療養病棟(5病棟)の入院(入所)、短期入所療養介護(ショートステイ)サービス

1.治療、ケアの方針

介護療養病棟

入院後、医師、施設ケアマネージャー、病棟スタッフ、リハビリスタッフなどのサービス関連職種と、患者様本人、ご家族が参加するサービス担当者会議を開催します。サービス担当者会議では、施設ケアマネージャーが中心となって患者様とご家族のニーズをお聞きし、施設サービス計画書を作成します。病棟スタッフは、この計画に沿って、統一されたケアの提供を行います。その後も施設ケアマネージャーは、患者様の状態を定期的に観察、評価し、患者様やご家族の同意を得ながら計画の調整、修正をおこないます。このようなやりとりを通じて、私どもは信頼していただけるパートナーでありたいと考えています。


2.食事について

介護療養病棟

おひとりおひとりの栄養状態や摂取状況に応じて、管理栄養士が個別に栄養計画書を立案し、患者様やご家族の同意を得ます。食事環境を整えたり季節や行事に応じたメニューを取り入れ、楽しく食事が摂れるよう工夫します。患者様ができるだけご自分で食事が摂れるよう、食事用補助用具を用意するなど自立支援を基本としますが、ご自分で食事が摂れない患者様に対しては、病棟スタッフが食事介助を行います。必要に応じて補助食品(カロリーやたんぱく質などの補充)の導入や食事形態の検討も行います。食事による栄養摂取で、体力の維持改善を図っていきます。

●嚥下障害対策(食事や唾液が誤って気道に入って炎症が起こることを防止する対策)

飲み込みの悪い方や義歯が合わない方など、食事摂取に支障をきたしている患者様に対しては、摂取状況を観察し、トロミをつけたり、食種を検討したり、必要時に歯科の往診などを行うなどして、患者様が満足して食べられるよう、さまざまな取り組みを行います。また、患者様ができるだけすわって食事を食べられるように工夫しています。経管栄養の患者様に対しても、病態に応じて栄養剤の種類を検討したり、栄養剤注入の際の体位や速度を工夫して、誤嚥予防に努めています。口腔ケアを1日に3~4回行い、ご自分で痰を出せないときは、適宜吸引を行います。嚥下機能が低下している患者様に対して、経口移行プロジェクトチームと連携を図りながら、常に経口の可能性はないかを考え治療やケアを行います。

3.排せつ援助

患者様の状態に合わせた排せつ援助を行います。尿意や便意のある方には、トイレやポータブルトイレの介助を行っています。オムツは、プライバシーに注意して定期的に交換するほか、患者様からの訴えがあったときや、スタッフが気づいた時は随時交換します。必要に応じて尿取りパットやオムツの種類を検討し、快適に過ごせるよう、援助しています。

4.入浴について

一般浴槽(家庭で使用する浴槽に近いもの)と機械浴槽(障害を持った方でも入れる浴槽)があり、患者様の病状や状態に応じて選定しています。基本的には、2回/週の入浴で、そのとき同時に更衣も行います。入浴できない方には、清拭(蒸しタオルでお体を拭きます)を行い保清に努めます。入浴時は、皮膚の観察を行い、じょくそうなどの早期発見に努めます。入浴中は、四肢の屈伸運動などで身体の緊張をほぐします。

5.環境整備

1日に1回、ベッド上や周囲の環境整備を行います。ほこりがたたないようローラーを使用しています。シーツ類のリネン交換は、週に1回、主に入浴時に行っています。その他汚染時はそのつど交換します。

6.じょくそう(床ずれ)予防対策

入院時に危険因子をチェックし、個別に診療計画を作成します。寝たきりにならないよう、患者様の状態をみながらなるべく離床を図り、じょくそう発生の防止に努めます。また、寝たきりに近い状態の方に対しても、2時間ごとの体位変換や枕、クッション、各種予防寝具を活用し、じょくそう予防に取り組んでいます。じょくそうに関する診療計画の内容は、毎月一回評価、修正します。

7.身体拘束を行わないケア

認知力の低下により転倒や転落の危険のある方、点滴などのチューブ類の自己抜去、自傷行為などのある方に対しても、拘束を行わずに代替策を検討してケアしています。どうしても拘束が必要な場合は、ご家族へ説明し同意を得ますが、引き続き評価しながら中止に向け検討していきます。

8.散髪

希望される場合は、病棟看護師に申して出ていただければ、美容室・理容室に連絡し、病院まで出向いてもらいます。寝たきりの方でも車いす乗車やベッド上で散髪してもらうことができます。なお、散髪代金は美容室・理容室への直接支払いとなります。

9.リハビリテーション

患者様が希望され、医師が必要と判断した場合、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションを実施します。リハビリテーションに関する計画を作成し、訓練を実施しながら定期的にカンファレンスを行い、計画を修正しながら進めてゆきます。患者様の身体機能の回復、維持に取り組み、退院後の次の生活の場につなげていきます。詳しくはサービスメニュー「リハビリテーション」をご覧ください。

10.レクレーション活動(生活リハビリテーション)

介護療養病棟

歌や遊びを取り入れた集団レクレーションや個別の趣味を取り入れた個別レクレーション、前頭葉を活性化し認知症の周辺症状を緩和するために有効な学習療法を取り入れるなどして、発語や表情を引き出し、生活に楽しみがもてるよう支援しています。


11.終末期ケア

ご本人、ご家族様とも積極的延命治療を望まれない状態となられた時、主治医より終末期治療ケアを説明します。同意を得られた後、ご希望をその都度確認しながら施設サービス計画の評価、修正を行い、終末期ケアを実施していきます。できるだけご本人、ご家族様が、ひとときを安心して療養できるよう環境にも配慮します。

 介護療養病棟(5病棟)の苦情相談窓口

介護療養病棟

病棟師長もしくは病棟専従の施設ケアマネージャーが苦情相談窓口となっています。ナースステーション付近にはスタッフの顔写真も掲示してあります。なお、院内5カ所にハートふれあい箱を設置しています。お気づきの点などありましたら、遠慮なくご意見ください。毎月月初に箱を開けて、ご意見に目を通し、必ず回答をハートふれあい箱近くに掲示するようにしています。


 その他

第5病棟平均在院日数 約100日
委員会は、各部門より選出されたメンバーにより構成され、病院全体で取り組んでいます。詳しくは「委員会活動」をご覧ください。また介護療養病棟(5病棟)の人員配置および患者様の一日の様子についての詳しい内容は下記(注6)をご覧ください。



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